時給換算の罠と在庫という精神的重圧:店舗せどりの限界
主に「店舗せどり」を行っていました。ジャンルは中古家電と限定品のおもちゃ(ホビー系)がメインです。リサーチツールとしては「Keepa(有料版)」を使い、Amazonの販売価格推移とランキングを常に監視
30代 / 男性
やめた最大の理由は、自分の「時間」を切り売りする労働集約型のモデルから抜け出せなかったことです。当初は、利益商品を見つけた瞬間の宝探しのような感覚に高揚感がありましたが、次第に週末の貴重な休日がすべて店舗回りに消えていくことに疲弊しました。 特に精神的な負担となったのは「在庫リスク」と「プラットフォームへの依存」です。仕入れた商品が想定通りに売れず、部屋のスペースを占領していく光景は、想像以上にストレスでした。また、Amazonの真贋調査や規約変更、ライバルの増加による価格競争に常に怯えなければならず、本業中も価格改定の通知が気になるなど、心の平穏が失われていきました。 最終的に、梱包や発送作業、顧客対応といった事務作業に追われる時間を時給換算した際、コンビニのアルバイトと大差ない、あるいはそれ以下である現実に直面しました。稼ぐための副業が、自分の首を絞める「第二の労働」になってしまったため、より資産性の高いスキル習得に時間を使うべきだと判断し、撤退を決めました。