継続力とデザイン力のなさ
インスタ、ユーチューブ
30代 / 女性
私がハンドメイド出品を挫折した理由は、大きく分けて「作品の差別化の難しさ」と「継続できない収支構造」にありました。 出品していたのは、子どもの幼稚園グッズ(レッスンバッグ、体操着入れ、お弁当袋など)です。実用性があり需要はあるものの、使われている生地やデザインは市販でもよく見かけるものになりがちで、どうしても「ありきたり」な印象から抜け出せませんでした。ミシンを少し触れる人であれば、誰でも作れてしまうジャンルでもあります。 一方で、実際に売れている作家さんたちは、問屋から仕入れた個性的な生地を使い、デザイン性も一目で違いがわかるものを作っていました。さらに、出品数も圧倒的に多く、新作を次々と投入しているため、検索結果でも目立ちやすい。私の作品は出品してもすぐに埋もれてしまい、見てもらうこと自体が難しい状況でした。 そうなると、売るためには価格を下げるしかなくなります。しかし、生地代やパーツ代は決して安くなく、制作にかかる時間も考えると、利益がほとんど出ない、むしろ赤字になることもありました。安く売っても達成感は少なく、「これを続ける意味があるのだろうか」と疑問を感じるようになりました。 ハンドメイドは好きなことではありましたが、好きだけでは続けられない現実を突きつけられ、結果的に出品を続けることができなくなりました。この経験を通して、趣味と仕事の境界線の難しさ、そして“売れる”ということの厳しさを実感しました。