24時間動くチャートへの依存とロスカットの恐怖…本業中も値動きが気になり、精神を病みかけたので引退
参入したジャンルはFX(外国為替証拠金取引)でのデイトレード・スキャルピングです。 使用していたツールは「DMM FX」のスマホアプリと、チャート分析用にPCで「TradingView」を使っていま
30代 / 男性
私が投資(FX)の副業をやめた最大の理由は、生活のすべてがチャートの値動きに支配され、精神的に限界を迎えたからです。 老後資金や小遣い稼ぎを目的に始めましたが、最初はビギナーズラックで数万円の利益が出ました。そこで「自分には才能があるかもしれない」と勘違いし、徐々に投入金額とレバレッジを上げていきました。しかし、そこからが地獄の始まりでした。 FXは平日24時間市場が動いているため、ポジション(建玉)を持っていると、夜中だろうが仕事中だろうが気になって仕方ありませんでした。本業の会議中や作業中も、隠れてスマホでチャートをチェックしたり、トイレの個室に駆け込んで取引画面を見たりするようになり、明らかに本業への集中力が低下していました。 また、就寝中も為替レートのアラート音で飛び起きることが増え、常に睡眠不足の状態が続きました。予想と逆に相場が動いた時の動悸や冷や汗、含み損が拡大していく時の胃の痛みは、筆舌に尽くしがたいストレスでした。「頼むから戻ってくれ」と祈るだけの時間は、投資ではなく単なるギャンブルでした。 決定打となったのは、ある夜の指標発表での急変動です。一瞬で大きな損失を出し、強制ロスカット(強制決済)されました。その瞬間、資金を失ったショックと同時に、「ああ、もうこれ以上チャートを見なくて済むんだ」という奇妙な安堵感を感じました。 その時に「これ以上続けたらお金だけでなく、メンタルや本業、普通の生活まで失ってしまう」と痛感し、きっぱりとやめる決断をしました。