手仕事の終止符、自分時間の始業。私がminneを卒業した理由
minneのハンドメイド
30代 / 女性
副業として始めたminneでの販売は、最初は自分の作品が誰かの手に渡る喜びに満ち溢れていました。しかし、注文が増えるにつれて「制作」以外の業務が私の生活を浸食し始めました。 ハンドメイドは、ただ作るだけではありません。資材の買い出し、自然光を待っての撮影、商品登録、購入者様への丁寧なメッセージ、そして心を込めた梱包と発送。本業を終えた後の数時間や貴重な休日をすべて注ぎ込んでも、時間は一瞬で溶けていきました。 次第に、新しいアイデアを練る余裕はなくなり、ただ納期に追われる「作業」へと変わっていきました。大好きだったはずのミシンやビーズを見るのが、いつしか「こなさなければならないタスク」に見えてしまったのです。 「このままでは、ものづくり自体を嫌いになってしまう」 そう感じたとき、私はminneを辞める決断をしました。時間は有限です。副業に追われて心身を削るのではなく、再び「自分のためだけ」に好きなものを作る時間を取り戻したい。その決断は、私にとって決して挫折ではなく、クリエイティブな心を健やかに保つための大切な選択でした。