休日を潰して店舗を回り続けた結果、時給換算数百円の現実に心が折れた家電せどり
主に家電量販店やディスカウントストア(ドン・キホーテ等)での「店舗せどり」を行っていました。 参入ジャンルは、小型家電(ドライヤー、シェーバー等)、PC周辺機器、ゲームソフトなどです。 使用ツール
30代 / 男性
副業として「店舗せどり」を始めたのは、本業の収入だけでは将来への不安があり、手元の現金を増やしたいと思ったのがきっかけでした。YouTubeなどで「即金性が高い」と紹介されていたこともあり、会社帰りに店舗に寄ったり、休日は朝から家電量販店のセールに並んだりしていました。 辞めた最大の理由は「労力に対して利益が少なすぎたこと」です。 売上自体は立つのですが、Amazonの手数料(販売手数料やFBA利用料)、梱包資材費、FBA倉庫への送料を引くと、手元に残る利益率は10%~15%程度でした。しかも、これは順調に売れた場合の数字です。 実際には、3,000円の利益が出る見込みで仕入れた商品が、納品した翌日にはライバル出品者の値下げ競争(価格改定)に巻き込まれることが多々ありました。ツール上の最安値に合わせて1円単位で自動値下げが行われるため、気づけば利益が数百円、最悪の場合は赤字ギリギリで損切りすることもありました。 また、店舗でのリサーチ行為による精神的・身体的な疲労も限界でした。 スマホ片手に店内のバーコードを読み込み続ける作業は、店員さんや一般のお客さんから冷ややかな目で見られているような気がして、常に居心地が悪かったです。転売対策で「お一人様一点限り」と書かれている商品を、どうにか確保しようと画策する自分にも嫌気が差しました。 さらに、仕入れた商品はFBA倉庫に送るまで自宅に保管しなければなりません。リビングの端に段ボールが積み上がり、妻から「部屋が狭くなる」「汚い」と苦情が出るようになり、家庭内の雰囲気も悪化しました。 最終的に、ガソリン代や梱包の手間、そして何より自分の休日という貴重な時間を費やした結果を時給換算してみたところ、数百円程度にしかならないと気づきました。「これならコンビニでバイトをするか、本業のスキルアップに時間を使ったほうがマシだ」と痛感し、約8ヶ月で撤退を決めました。