独学でWebデザインを始めたが、時給換算数百円の現実に心が折れて撤退した話
使用ツール:Photoshop、Illustrator、Dreamweaver 参入ジャンル:クラウドソーシングサイトでのバナー制作、LP(ランディングページ)のデザイン・コーディング案件
30代 / 男性
本業の給料だけでは将来への貯蓄に不安を感じ、37歳という年齢ながら「手に職をつけたい」という思いでWebデザインの副業を始めました。半年ほどオンラインスクールや独学でPhotoshopとコーディングを勉強し、意気揚々とクラウドソーシングサイトに登録しましたが、現実は想像以上に過酷でした。 一番の理由は「単価の安さと作業時間のバランスが崩壊していたこと」です。 最初は実績作りと思い、安価なバナー制作や簡単な修正案件に応募していましたが、競合が多く、1案件数百円〜数千円の仕事を取るのにも一苦労でした。運良く受注できても、クライアントからの修正依頼が非常に細かく、かつ多回数に及びました。「イメージと違う」「もう少しポップに」といった抽象的な指示に対し、平日の本業が終わった後の20時から深夜2時頃まで作業を続ける日々が続きました。 ある時、週末を丸々潰して納品したLP案件の報酬を作業時間で割ってみたところ、時給換算で200円程度にしかならないことに気づきました。Adobeのソフト代(月額数千円)や電気代、そして何より削られた睡眠時間と体力を考えると、コンビニでアルバイトをした方が遥かに効率が良いという事実に直面し、急激にモチベーションが低下しました。 また、本業が繁忙期に入った際、副業の納期と重なってしまい、睡眠不足で本業の方でもミスをしてしまうなど、生活全体に悪影響が出始めたため、これ以上続けるのは危険だと判断し、きっぱりと辞めることにしました。スキル習得自体は無駄ではありませんでしたが、副業として稼ぐには営業力とスピードが圧倒的に足りなかったと痛感しています。